Thinking In The Past.

中国視察 Deportare Partners Newsletter 2018年9月号

2018.09.07

ここ一年とても親しくしている中国人の友人にお願いして、北京にスポーツ産業ツアーに行って来ました。訪れたのは清華大学と清華大学関連のインキュベーション施設、それから2022の北京冬季五輪の関連施設です。2020に東京五輪を迎える日本ではあまり認識されていないですが、北京では2022冬季五輪の準備はもうすでに始まっています。

最初に訪れたのは清華大学です。清華大学は、中国屈指の有名大学ですが、一方でスポーツでもとても有名です。大学内に三つの陸上トラックがあり、バスケットコートなども無数にありました。私たちが訪れた時には数名の学生たちがちょうど400mを何本か走っていました。
tusstarという大学関連インキュベーション施設に伺い、どのように大学周辺のエコシステムを作っているのかを聞きました。一階にチップみたいなものを作る場所があったのですが、例えば朝頼むと午後にはプロトタイプが出来上がっているそうです。とにかくスピードが大事だからね、そうやってスピードを上げているんだと言っていました。
tusstarの投資部門ではスポーツ領域は重要だと考えられていて、2022に向けてスタートアップに投資するつもりだと話をしていました。日本のスポーツ産業すごいよこれから頑張るよと宣伝しておきました。
ちなみにceoはコナンのファンでした。今度漫画を買っていくねと約束しました。

2008年の北京五輪で公害が問題になったのを覚えている方も多いと思います。それに対応するために、なんと政府は北京周辺の鉄工場を封鎖し、移転してしまいました。その後、その工場跡地はずっと置いておかれたままだったそうです。
その跡地をリノベーションしようという案が2014年にあがり、工場跡地をリノベーションして、2022の冬季五輪の運営委員会が入り、さらにフィギアスケートを始めいくつかの冬季競技の練習会場になっていました。ちょうど私たちが訪れた時にフィギュアスケートの大会が行われていて、数十名の参加者がいましたが、こういった大会が今後中国じゅうで行われるそうです。施設がオープンしたてと言っていたので、多分私たちが最初の日本人ゲストだったのではないかと思います。

表現しがたいのですが、工場の形のまま上手にリノベーションしてあって、とてもかっこよくなっていました。2008年には公害の一つの象徴のようであった施設が、エコフレンドリーでスポーツに関連した施設として蘇っていて、コンセプトが非常にわかりやすかったです。造りは2008年の選手村に似ていました。あと敷地がとんでもなくデカかったです。でかすぎて、本気なのかどうかわかりませんが、ここのオフィス使っていいよと言われてしまいました。スターバックスがありまだオープンしてませんでしたが、きっと次に行く頃にはオープンしていると思います。

2020、2022と立て続けにアジアで行われる五輪を控える中、スポーツ産業を大きくすることは双方にとってとても大きな目標になっています。中国では会った相手がスポーツ産業側だったこともあるとは思いますが、メダル数や選手強化という話はあまり出て来なくて、冬のスキー人口をこのぐらいにするとか(ちなみに目標は5000万人、関連で3億人!)、ヘルスケアとどうやって結びつけるのかとかそういった話題が多かったです。あくまで印象ですが、2022を通じてスポーツ産業を大きくするんだという意思を感じました。
そのほかにも2022冬季五輪のメディア統括をしている方にお会いしたり(新しい撮影方法に興味を持っていました)、清華大学の副学長にお会いしたり(量子力学のすごい偉い人みたいです)、バイジュでカンペイ攻撃を食らったりと、充実した北京視察でした。

最後にご飯を食べながら、お互い五輪までは国のサポートがあるけれども、それから先スポーツが発展するかどうかはちゃんと産業が立ち上がっているかどうかにかかっているよね、という認識を改めて確認し合いました。
スポーツに関連したインキュベーション施設は弊社の日本側が先に立ち上がりますが、きっと中国側でもすぐ立ち上がるのだろうと思います。中国のスピード感とエネルギーを感じつつ、一緒に協力して良い協力関係が築ければいいなと思いました。

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